火曜日, 4月 12, 2005

プロペラはマスターしました

朝錬しました。披露がやや残っていますが朝もやの中、あたまをクリアーな状態で練習できたので一晩寝ている間の進歩も感じることが出来ました。疲れている中練習すればするほど出来なくなるものですが、次の日になると進めていることが多いので夜の練習で崩れてもあまり気にしないことにしています。

プロペラはどうやらマスターしたといえる段階にきています。もちろん美しさやスムースさの到達点はないのでこれから一生かけて極めていく動作ですが、プロペラに入りたいときに入れて、ヨーヨーが止まるまで続けることが出来るようになってきたのでプロペラという単体の動作に関しては一区切りをつけて、次のステップを目指そうと思います。
思えば去年、プロペラとタングラーを同時プロジェクトとしてはじめたのはいいけれどタングラーに手間取り、プロペラは挫折方向に行ってしまいました。タングラーは身近にしゅうくんというライバルがいて、彼に負けたくない、見てもらいたい、というモチベーションでスタートしましたが、プロペラはまだその段階にありませんでした。しかし、世界大会の会場での大会終了後のそろはむワークショップでそろはむをやりたい、というマツナガさんの情熱に触れて、自分の中でもプロペラをやってみたい、というモチベーションが急激に上がってきました。そしてとどめを挿されたのはマツナガさんのそろはむブログ。1週間でマスターしてしまったマツナガさんのブログをみて、これはやらねば、と再び燃え上がるも、冬に入り、室内での練習をすることもあまりなく、ちょうどその時期に週末のイベントが毎週続く状態になり、大人にありがちな成長停止状態に陥りました。
春になって外でヨーヨーをする楽しさがでてきたので一気に完成させるぞ!とはじめて3日目で感覚をつかむことが出来ました。やらなければならない、と追い込んだ練習は2002年の世界大会以来でした。
必ずしもそうではないですが、先駆者がいて、最初からGoalのイメージがあってそれに向かっていくことは比較的容易です。プロペラ自体もマスターすることは今ならば集中する練習と的確なアドバイスをくれる人が身近にいれば困難な道のりではありません。もっとも困難なのはプロペラを最初に作り出したマツナガさんの練習だったと思います。つまり、成功のイメージ、方程式がないところに自分で最終的なゴールをイメージして新しい動き、感覚を紡ぎだしていくという作業です。プロペラという動き自体はデビルスティックや、ポイの動き、流星、投げ縄などいろいろなところにヒントはあったと思いますが、その動きが出来る人がヨーヨーに取り入れようとするのではなく、最初からヨーヨーでこの動きをしようという作業はとても困難な作業だと思います。変な話、プロペラの入り方すら考えて試行錯誤していかないのいけません。誰もしたことのない動きなのでムーンサルトから入るのが正解とか、ウィンドミルから入るほうがやりやすい、なんていう答えもないのです。目指すべきやり方があるわけではないので途中であっているか挫折することもあるかもしれません。トリック自体が想像上のもので完成できるのかを疑うときも出てくると思います。でもその完成した後のイメージに向けて確信をもって取り組むことでそのイメージが実際の形になりうるのです。
人間は実現不可能なものは想像できないと言われています。極論ですが、ヨーヨーのトリックのほとんどは思いついてしまえばあとは練習さえすればどんなに困難に思えるトリックであろうときっと出来てしまうのだと思います。8の字ループもどうやって8の字を描かせるか想像できてしまえばあとはマスターするだけです。改めて、発想を得ていままで誰もしたことのない動きを形にするところまでもっていったプロペラの練習過程を思うと感動しました。
次はいよいよレッドプロペラ!
今日のレシピ
フリーハンド--------------ノーマルクリアダイス
MaxP:56(ほぼ毎回20回以上はキープ)

次の目標
レッドプロペラ(スィッチの動作を入れる)
右手のプロペラ (レッドプロペラのために)
左手片手でやるプロペラ (マツナガさんをあっと言わせるトリックのために)

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